教員評価を考える

ほとんどの学校で「教員評価」を行っている。
この教員評価を誰が行うかが重要である。
生徒・学生が教員評価を行っている学校も多いと思う。
しかし、これには問題が多い。
顧客満足度を向上させるために、顧客である生徒・学生に評価させるのが当たり前という、最もらしい考えである。
だが、教員は保身のために生徒・学生に迎合し教育的指導はほとんどできない状況になってしまう。
なぜなら、主従関係でいえば、主は生徒・学生だからである。
クビにならないよう教員がおべっかを使わなければならないのである。
以前勤めていた高校は、教育と無縁なコンサルタントに従い崩壊した。
では、誰が教員評価をすれば良いのか。
答えは、公平な判断ができ、尚且つ指導力がある管理職の教員である。
この教員を中心にチームを作り、マニュアルを作成し、それに従って教員評価を行わなければならない。
評価のマニュアルがあるというこうはとても重要で、評価される教員は何に気を付ければ良いかがわかるからである。

真似事の教員評価ならば行わない方がマシである。