壁にあやまれ

トラブル

学生が怒って教員に食ってかかった。
学生の怒りが納っても引き際を見つけられず壁を蹴飛ばすなどして粋がり続けた。
私は、頃合いをみて学生に「壁が痛いっていっているぞ。壁にあやまれ!!」と言った。
学生も教員に食ってかかったことに対して申し訳ないと感じていたので素直に壁に向かってあやまった。
これは、壁にあやまった滑稽なお話ですが実は壁ではなく教員にあやまっていたのです。
直接教員にあやまるのは自尊心が許さない。しかし、あやまらなければいけないと思っている。
学生の自尊心を傷つけずにあやまることを促すことが出来たわけです。
食ってかかられた教員も納得して許していました。
落としどころを探すのも教員の重要なスキルです。